プルシェンコさんがトゥルソワ、コストルナヤ移籍について語っています。②

前回の続き、プルシェンコさんのインタビューを訳してみました。

元記事の英訳されたものは

こちら

です。

ロシア語→英語→日本語です。

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エフゲニー・プルシェンコ︰彼女達は夜に盗んできたような、咲いた花が乗った鉢植えではない。人格、歴史、魂を持つ人間達です。】

(前回からの続きです)

I︰エテリの指導スタッフは、アリーナ・ザギトワとヤナ・ルドコフスカヤの間の連絡が漏洩された時に、それは引抜きであったと明らかにしました。

 

E︰アリーナについては、ヤナは本当に長い間彼女とコミュニケーションがありました。アリーナは1年前、本当に私の学校に移籍しようとしていて、誰も彼女を誘ったりしていませんでした。本当にそうなんです。

 

I︰彼女は貴方に連絡して、学校を変わると言ったのですか?

 

E︰私は貴方にどういう風なものかを話しています。何故どのように起こったのかを知る必要があるのですか?

 

I︰最も興味深い事ですので。これが答えです。貴方は彼女を誘い出したのか、はたまたそうではないのか。

 

E︰今回はヤナが彼女にメールしました。私達にはショーがありますから。それは"私達の元に来て練習なさい"という事ではありません。

 

I︰そうですか、それは明白ですね。

 

E︰私達にはショーがあり、彼女がスポーツをしていない期間、彼女にオファーをする事を決めたのです。

 

I︰何故です?

 

E︰今シーズンは彼女は滑らないからです。

 

I︰ええ、今シーズン、大方の予想通り彼女はスケートを滑らないでしょう。

 

E︰そして私達にはショーがある。ロシアだけでなく、海外でもやるものです。来年、私達は「白鳥の湖」を日本で公演する計画をしています。私達の日本人パートナーは、私達のように、そこでアリーナの白鳥を見たいと思っているのです。私達は彼女に、共にスケートをして、アイスのテスト(私達にはカナダの水の精製システム、ミラーアイスがあります)をするために招待したかった。西洋の振付師達がアジアでの上演を手伝うでしょう。アリーナは本当にその役をやりたがっていました。ヤナは1年前にその事を彼女と相談していたんです。そのために彼女を招待しました。

アスリートがスケートを滑らずにテレビ番組の司会をする時、それはスポーツをしていないのです。彼女には色々な選択があります。彼女は奴隷ではありません。彼女には代行業者はいないのです、誰も。彼女はその事を分かっていないと思います。私達は彼女に協同する事をオファーしました。どこに引抜きがあると?目標はショーでのスケートを提案する事です。日本でのショーで、ロシアでさえありません(彼女がモスクワでのタチアナ・ナフカのショーで滑って以来)。引抜きなどではありません、協同の依頼です。私達のショーでは、ユリア・リプニツカヤアデリーナ・ソトニコワ、レーナ・ラジオノワ、そしてクセニア・ストルボワが滑ります。誰もコーチに許可を求めたりしていません。

 

I︰彼女は他の指導スタッフのメンバーです。

 

E︰そうですか、それに何の問題がありますか?

 

I︰完全に正直に言うと、貴方は最初に指導スタッフに問い合わせるべきです。タチアナ・ナフカについて言うと、彼女(ザギトワ)をショーに招待はしましたが、最初にまずトゥトゥベリーゼに電話をしました。

 

E︰誰が彼女を招待したのか、気にしていません。エテリは彼女のマネージャーではないです。私にはマネージャーがいて、誰を通してコミュニケーションを取るのか、誰もが知っています。私に直接電話をかけるか、マネージャーを通して対応するか、どちらかです。若しくは私に直接電話をするとしたら、私はエージェントへ回します。アリーナ・ザギトワにはマネージャーはいません。

 

I︰立ち位置が明確ですね。

 

E︰そうですね、それに尽きます。何故私がコーチに電話をするべきだと?私は彼女をジャパンオープンで競技するために日本へ招待しているのではありません。

 

I︰そして何故皆はこの"誘い出した"という言葉に張り付いているのでしょう?結局、いつもそのような感じなのですか?

 

E︰もう一度言いますが、誰も誰かを誘い出したりしていません。アリョーナ・コストルナヤは彼女自身でやって来ました。2年前にサーシャ・トゥルソワの父親がやって来て、私達は話をしました。しかしその後、私は全てを決める事は出来ませんでした。私のリンクは小さかったので。サーシャ・トゥルソワは彼女自身でやって来て、言いました。「はい、私は貴方とトレーニングがしたいです。」と。私は再度、全ての事をだらしない人達(批判的に)理解してほしいのです。でも今の所は、その人達が理解するのはとても難しいようです。何故ならサンボ70では、彼らは引抜きにあったと言いますから。"私達はなんと可哀想で不運なんでしょう。女子選手達が取られてしまいました。彼らは私達に何も言いません。"

もう少しあらかじめ勇敢で、自分に自信がなければ。そして選手達は貴方の元から離れていったのだと理解しなければ。彼女達は夜に盗んでくる花が咲いた鉢植えではありません。生きた人間です。それぞれに個々の性格があり、歴史があり、魂があるのです!

 

I︰このビジネスでは契約無しには出来ません。そして契約は結ばれていません…。

 

E︰何故です?

 

I︰何故なら彼らは未成年の子供ですから。

 

E︰それは、両親と契約書に署名をしてもらいます。何でも可能です。

 

I︰彼らは連盟にこの質問をしました。しかしそこには…

 

E︰意思がある所には、道があります。この全ては出来た事なのです。

 

I︰だとえば時が過ぎて、サーシャ・トゥルソワが貴方に、

"エフゲニー・ヴィクトロヴィチ、すみませんが、私はアレクセイ・ミーシンの所へ行くつもりです。" と言うとしたら?

 

E︰ほら、これはアスリートの決断です。当然、私は傷つくでしょう。その事は私を傷つけます。このようなアスリートを失う事を非常に悲しむ事でしょう。彼女は本当に強いアスリートですから。しかしこれは彼女が決める事です。どうして私が彼女を保持し続けるのです?彼女を部屋に閉じこめるとでも?不可能です。人は現実的でいなければ。我々はとても素晴らしいのだ、彼女達は去ってなどいない、誰かが誘い出したのだと、空想してばかりではいけないのです。地に足をつけることです。

 

I︰競技会で会う時は、挨拶はします?

 

E︰私は競技会の後に彼らと会って、和平を申し出ました。

 

I︰誰にですか?

 

E︰指導スタッフです。私の妻と私は、指導スタッフ達と話し合いをしました。これは必要な事ではないと言いました。私からするとですが、色々な口論を作り出す事がです。彼らに聞き入れてもらう必要がある、と説明もしました。アスリートが彼らの所から離れて、そして誰も誘い出したりなどしていないと。確実に、盗んでなどいません!

 

I︰指導スタッフの内の誰と話をしたのですか?

 

E︰指導チームの中の3人です。

 

I︰グレイヘンガウス、ドゥダコフ、トゥトゥベリーゼ、ですか?

 

E︰その通りです。

 

I︰彼らは貴方に何と答えましたか?

 

E︰私達は和平を見出す事はありませんでした。そして妻に言いました。私の妻だけでしたから、つまり私のスクールの同僚である人の事です。もし誰かがまだヤナという人を僅かに、辛うじて理解できるのなら、彼女は全てにおいてアスリートを助けています。スポンサー、アイス、彼らが練習するために、最良の状態を作ることです。私は言いました。"彼らは和平を求めない。さぁもう行こう。"と。残念ながら、貴方達ジャーナリストは、そのゾーンに入る事は許可されていませんでした(選手とコミュニケーションを取る所)。そこで私達は短い話し合いをしました。私は誰かと喧嘩をしたくはないです。しかし私は人々を騙したり、欺いたりしたくありません。

 

I︰貴方達はポニーの型の中におけるエンジェルズだ、とアレクセイ・ヤグディンは彼のインスタグラムで指摘しました。

 

E︰私は彼に全てを答えました。何故彼にその事が必要なのです?競技会で、2校のスクールの間で争いがあります。かつてミーシンとタラソワの間にあった事です。私は全て理解しています。でも何故ヤグディンはその事をしないといけないのでしょう?注目するので十分でないと?フランスに家を買って、ロシアにスケートリンクを建設するのを止める事です。グループを毎日トレーニングする事です。誰が貴方を止めるんですか?皆にはそれぞれの道があります。私のスクールに対して、アカデミーのアスリートに対してあのように屈辱的な態度の後には、アレクセイに私のアスリートの演技を如何なる場所でもコメントして欲しくありません。そこには先入観があります。このビデオをチャンネル1に見せる必要があるでしょう。彼はお手本を見たほうが良い。彼のコーチで、全て要点を得ている事を言う、偉大なタチアナ・アナトリエヴナ・タラソワのお手本です。

 

I︰アベルブフはその投稿の下に「ブラボー!」と書きました。トゥトゥベリーゼは「いいね」をしました。これは良くある侮辱的な言葉です。総合格闘技、ボクシングにおけるような。

 

E︰彼らが私をどう思っているのか、興味がありません。私が彼らの事を考えなくなってからというもの、絶対に関わらないでしょう!ヤナが時々私に見せてきます。彼らは暇なんです。そして私には非常に大きな責任があります。建設が2軒、100人を超えるアスリート達、息子も産まれました。サーニャ(年長の男の子)には配慮が必要です…。

 

I︰若しくは、このスポーツを普及するために貴方は平和になるべきではないのでは?

 

E︰私は前に進みました。お互いにどんな攻撃もしないように。彼らに言いました、誰も貴方達を攻撃していないと。しかし私は自分を守ります。厳しく自分を守ります。多くの情報は指導スタッフの賛同のものではありません。多くの両親達が声をあげる準備ができています。

 

I︰何について?

 

E︰これは貴方に今私は言いますが、多くの情報があります。それはクリスタルヌィの半分が私とトレーニングをしているとかでは全くありません。政府の役人であるライシェフと同じではありません…私には関わらないので。私は彼と関わっていません。しかし役人達は私を"怠け者"だとか"盗人"だとか呼びます。彼にはフィギュアスケートを何も理解していない道化のイメージがあるのだと分かっています。けれど少なくとも、時には彼が何を話しているのか考えるべきです。

 

I︰5月に、貴方はこう言っていました。トゥルソワはラザノフと1つのプロジェクトにいると。トゥルソワはラザノフと共にやって来たのだと。

 

E︰トゥルソワは彼女自身で来ました。それから私に尋ねました。"セルゲイ・アレクサンドロヴィチを入れて下さい。お願いします。彼ともっと練習がしたいです。"と。対する私の答えは、「セルゲイ・アレクサンドロヴィチは優れた専門家です。喜んで彼を取りましょう。」でした。ゴシップを妨げるために言いますが、サーシャがまずやって来ました、1人でです。セルゲイ・アレクサンドロヴィチは"この協同のため"に喜んでやって来ました。そして私達は1つのチームとして働き始めました。今日においては、彼らは一緒に取り組んではいません。セレージャはコストルナヤと他のアスリートを率いています。サーシャには他のコーチがいます。

 

I︰どうしてその事が起きたんでしょうか?

 

E︰起きた事です。もしこんな風に都合よく進めば、快適にできますが。私はそれについては大丈夫です。セリョージャはその事に問題はありません。サーシャにも問題はありません。

 

I︰コーチがサーシャの所へやって来て、サーシャは彼と練習したがった。そしてその人は技術のレベルを証明した専門家です。

 

E︰セリョージャはサーシャの2つのプログラムを手掛けました。ショートとフリー。とても良いプログラムです。でも、何かが…

 

I︰何でしょうか?

 

E︰方向性が変わりました。それは起こりました。

 

I︰…何故ならアリョーナが来たから。

 

E︰それについて何をするべきだと?ラザノフはコストルナヤとその他アスリート達を指導しています。十分にいるアスリート達です。サーシャはディーマ・ミハイロフ、セルゲイ・アレクセエフ、私に指導されています。イリニフはコストルナヤとまた他のアスリート達と取り組んでいます。私達はサーシャのために更に専門家を得ているところです。プロフェッショナルなスポーツにおいて、何かが噛み合わなかった、上手く行かなかったという事は起きるのです。

 

I︰コストルナヤ移籍後の我々のインタビューで、私は"アリョーナとサーシャがどのようにロザノフと引き裂かれたのか?"と質問しました。貴方は私が言うことはナンセンスだと言いました。

 

E︰時間が少し経過したのです。全てがその場所へと収まりました。

 

I︰衝突が?

 

E︰衝突はありません。

 

I︰ロザノフがコストルナヤとトゥルソワのどちらとも仕事をしている時、という状況を作り出すのは可能でしょうか?

 

E︰何故貴方がそれを気にかけるのです?主要な事はどちらの女子選手も結果があるという事です。

 

I︰私はただサーシャにより強く、強くなって欲しい、最高のものを見せて欲しいのです。ロザノフは彼女のプログラムを手掛けました。彼がなんとかコントロールすべきです。

 

E︰彼は確実なあるポイントまでコントロールしました。私達はこれまでに多くを変更したのです…沢山の専門家達が彼女と取り組んでいます。

 

I︰アリョーナはどうですか?

 

E︰全てが順調です。彼女は回復しつつあり、プログラムを滑っています。唯一、練習でブーツが壊れてしまいましたので、新しいものになっています。私達はロシア・カップの第4戦の準備をしている所です。

 

I︰サーシャに関しては変化が必要な事は明らかでありました。しかしコストルナヤは、機が熟してきた欧州チャンピオンであり、何ら弱点の無いフィギュアスケーターです。

 

E︰コストルナヤは更に厳しい練習が必要です。

 

I︰彼女は少ししか練習しないと?

 

E︰そうではなく、先頭者の位置を保つにはもっと厳しい鍛錬が必要です。保持する事よりも追いつく方が簡単なのです。彼女はその事を分かっていて、そして私達は仕事をしています。彼女にはとても良いプログラムがあります。ショート、フリーのどちらも。シェイ・リーン・ボーンの振り付けたものです。トゥルソワもコストルナヤも大丈夫です。全ては計画の通りに進んでいます。

 

I︰既に行われた最初のメディアとの対話で、アリョーナはとても率直に移籍について、動機について話しました。疑問は何も残りませんでした。貴方は彼女の生意気な感じを気に入っていますか?

 

E︰はい。勿論。まず、カッとなった事なのです。だから彼女はそのように、多分、キツイ物言いだったのでしょう。1つだけ、人は素晴らしい事をしたコーチに感謝をする必要があります。私は彼女の最初のコーチ、Zhgunに感謝します。完璧に準備を整え、基礎を与えました。エレーナ・アナトリエヴナ・チャイコフスカヤのスクールで滑っていました。

 

I︰しかしトゥトゥベリーゼの専門家達は彼女に数々の賞をもたらしました。彼らには何故感謝をしないのでしょうか?

 

E︰私達は全員に感謝しなければならないと言っています。でも記者達は彼女だけが存在するかのように書きます。非常に多くの素晴らしい仕事をしたコーチ達がトゥトゥベリーゼ以前にもいます。トゥルソワならヴォイコフのように。貴方達はこの少女達がエテリが0から教えたのではない事をいつも忘れています。彼女達は全ての3回転ジャンプを跳べる状態でやって来たのです。

 

I︰ヴォルゴグラードで、かつての貴方のコーチ達がどのように取り組んでくれたか、覚えていますか?

 

E︰常に私は言っています。私にはタチアナ・ニコラエヴナ・スカヤ、ミハイル・クリザンフォビッチ・マコヴェエフ、というコーチがいました、と。私はとんでもなく彼らに感謝しています。彼らを除外するべき時というのは、どんな場合でも無いのです。

 

I︰近い将来、アリョーナのプログラムの複雑さが向上する事を私達は期待できますか?

 

E︰まず私達に初めての幕開けをやり通させて下さい。今は非常に難しい時です。試合がありません。延期され、感染の大流行、彼女は遅れてやって来て、新しいコーチ、新しいチーム、新しい基盤…女子選手達にとっての新たなストレスです。むしろ支援を受ける必要があります。しかし見てください、彼女達は追いかけ回されてばかりです。

 

I︰紀平梨花ソーシャルメディアで連絡を取ったことは?

 

E︰私は多くのアスリート達に助言をしたり、友人になっています。世界のフィギュアスケート・スター達です。その事にはもうコメントしません。何故貴方が梨花に注視しているのか分かりません。私は違う方向を見ています。

 

(終)

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ものすごく遅くなりましたが、ようやく更新できました。時間は既に経過して、この記事は少し古い内容になりますが、今でもロシアでは色々言われたりしている内容でもありますね。どの国もゴシップ好きですね…。ゴシップだけでなく、(あの真相はどうなんです?)と聞いてる感じは、なかなかすごいですよね。しかも食い下がりますよね、このメンタル見習わないとな…。

 

ブログ主が体調がなかなか落ち着かず、以前のようにある程度の時間集中して記事を読んだりブログを書いたり…が今は難しいです。ですが自分のペースで興味深いインタとか訳していこうかなと思います。

長い内容となりましたが、読んで頂いてありがとうございました。これからも良ければまたお越しください*1ペコリ

 

長い内容はもう少し分けてアップしようかな…(汗)

 

*1:*_ _