ゴールデン・スケートさんのキャロル・レーンさん達インタビュー。

ゴールデン・スケートさんがパイパー・ギレス、ポール・ポワリエ組のコーチ、振付師であるキャロル・レーンさん、同じ指導チームのジュリス・ラズグリャエフさんのインタビュー動画がありましたので、訳してみました。

8月に公開されたインタビューです。

 

動画は

www.youtube.com

 

 

T→テッド・フレッドさん(ゴールデン・スケートから)

C→キャロル・レーンさん

J→ジュリス・ラズグリャエフさん

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【キャロル・レーン、ジュリス・ラズグリャエフ、アイスダンスコーチのインタビュー】


T︰とても興奮しています。パイパー・ギルス、ポール・ポワリエ組のコーチングチームが来てくれました。キャロル・レーン、そしてジュリス・ラズグリャエフ…ジュリス・ラズグリャエフですよね?


C︰良いトライですよ。


T︰なんと上手くいった!プログラム始めのクイックステップみたいに、これからやるぞ!となります。それでは行きましょう。

パイパーとポールの昨シーズンについて聞かせて下さい。昨シーズンには、素晴らしい手段を持っていました。特にフリーダンス、ヴィンセント(Starry Starry Night)です。必ずしも結果を得られませんでしたが。彼らはそのシーズン、このプログラムに確かな瞬間、得点を求めていました。

少しお話頂けますか。あのチームを指導するのはどのような感じですか?可能性がありますが、どこで彼らは自分達の方向性を正しい時に理解し始めたのでしょう。分かりませんでした。


C︰そうですね、まず初めに、彼らは失敗をしました。シーズンの始めの頃に、幾つかの事が起こったんです。彼らが思ったようには行かなかった、そんな感じの事が。少しだけシーズンから脱線するような感じでしたね。私達がやらせなかった事を別にすればです。私達は方向転換をして、別の計画を作りました。私達は他の事をやって、彼らは最終的に終わってしまった。それはネガティブというより、ポジティブなものでした。

そのプログラムへの反応というのは、代え難いものだったと思います。様々な方向において。あのプログラムは彼らの残りのキャリアで披露する事が出来るものになるでしょう。彼らが得たものです、本当に。そのように言えるプログラムというのは非常に少ないものです。完全にその人のもの、彼らのものであると言えるのです。他の誰かに出来るのか、分かりません。もしやったとしても、彼らが披露したようにはいかないでしょう。まさにそういう瞬間でした。

私達は、やっていた事を分かっていたように思います。何というか…美しかったですね。ただ美しかった。楽しみました。私達全員があのプログラムを愛していたし、楽しんでいました。はい、私達は必ずしも欲しかった結果は得ていませんが、でもそれがスポーツです。


T︰ヴィンセントの構成という点では始まりの部分で鳥肌が立ち始めます。あれは時間の超過であの場所にしたんですか?


C︰いいえ。あれはあの場所で正しいです。


J︰最初からです。私達が振付を終えた時に、これは特別なものになると分かりました。


C︰私達4人にとって特別だと思います。この曲が気に入っていたら、ヴィンセントの繋がりの中にいました。私達はただこの音楽、声、編集、全てに恋に落ちて、そして私達に合っていたんです。以前は分かりませんでした。それに助けられました。


T︰ファン、審判、多くのフィギュアスケート・コミュニティがあのプログラムが大好きになりました。それは勢いとなりました?それともプレッシャー?両方でしょうか?


C︰あのプログラムを見ながらプレッシャーを感じた事はありません。ただ見入っていました、本当に。あっという間に終わってしまって。時には…他の選手よりも良かったと考えますが、彼らは常に私を捕らえるのです。それが私にとって大切な事です。


T︰どのように、それぞれの確かな質を引き出すのですか?チームは貴方達二人と練習に取り組みますよね。例えば、一人が手を付けて他と比較するような感じですか。貴方達は共存しているように見えます。


C︰貴方(ジュリスさん)が発表して!


J︰(沈黙)


(全員で笑い)


J︰僕からすると、キャロルがブレインです。彼女が物事を見て、基本的に動きます。


C︰私は彼も行動する人だと思いますよ。


J︰キャロルがこうやりたい、と言って、僕が実行する感じです。それで、それがまさに言いたかった事ですよ、と言うふうになります。


C︰時々ですが、彼は何も言わないんですけど、まさに私が考えていた様に行動します。おかしいですけどね。


J︰ナショナルで言った事を覚えていますか。僕が何かが欲しくて、そしたら彼女はそれを背後に投げたんです。


C︰私達は分析し過ぎる事はしません。それは、何というか、危険だからです。私達はただ行動するのみです。それと私達は最初からそうやってきました。彼は私が考えている事が分かるんです。良い組み合わせです。それと私は"ひっくり返し"が上手いんです。何かをやった時に、"いえいえ、これでなければ!"と言うんです。それで彼が演技全体の流れを作った後に、"はぁ…見えませんね…"って(笑)


T︰(笑)混ぜ合わせて行くんですね。


C︰その通り!彼は大きな作業が上手いんです。

 

T︰貴方が創造する事は、本質的に天才です。このような芸術においては。意見の相違についてはどうですか?もしくは選手達はおとなしく試合に?


C︰私は多くの事を考えます。私は考え抜いて、彼らを納得させられるかどうかを決断しなければ、そのアイデアを持ち出しません。私達はやるべきだ、とね。

例えば私はヴィンセントを見た後に、平昌での五輪までは何も言いませんでした。それで私達は韓国焼肉屋さんに座っていたんですが、私が"よし、これをやりましょう"と言いました。彼はその曲が何か分からなかったんです。そこで私は携帯電話から音楽を流しました。そこでは1万人くらいの人が叫んだり大声で話したりして焼肉を食べていたので。そして、私はベジタリアンなんです(笑)で、彼は肉を食べる人です。そして私が携帯電話から音楽を流しました。で、彼は「良い曲だね」って。私は、「え、何!?騒がしいから!」と。でも彼は素晴らしいんです。彼は私の話を聞いてくれました。そして色々と考えてくれたんです。

私はこの曲の通りに作るのは出来ないなと思いました。何か変えたりとか、付け加えたりしなければと。テンポを変えたりとか…色々ね。でも私は、「私達なら出来る」と言いました。それと大きな事業でした。私達にとってはあの楽曲は事業だったのです。私達は選手達とともに、探し求めるものが1つになっていました。ただのプログラムではなく、事業でした。


T︰誰が音楽を見つけて来るですか?


C︰私です。


T︰何故?


C︰何故なら常に考えているから(笑)

分かりません。ただ頭の中に浮かんで…分からないです。ただポンと現れます。何故色々考えるのです?そうでしょう?

私はいつも考えています。夫がいつも言うんですが、彼が自分の頭を見る時は平地のようだと。そして私のは、ぐしゃぐしゃだって。

私がいつも思うのは、人々のために創り上げたいという事です。全ての人が理解して、楽しめるものを創りたいのです。そういった所から来ています。ただポンと頭に浮かんでくるんです。良い事じゃないけど(笑)


T︰他のチームや皆に説明して、船に乗せるのが大変ですか?


C︰そうでもないですよ。ただ、私が話をして、皆は"あー、そうですか"という感じ。

私はひっくり返しが上手いと言ったでしょう?学んだんですよ。


T︰人々を韓国焼肉屋へ連れて行くのも上手いですね(笑)

これからのシーズンを見ると、人々のために創作を続けると言う事ですが、私達な具体的な音楽の選択については話したりはしません。彼らのエクササイズはどうでしょうか?まずはリズムダンスですが、新しいジャンルになります。つまり、ブロードウェイ、ミュージカル、オペラなど沢山あります。彼らはどんな風に見えます?


C︰クイックステップをやらなくて良ければ、ですね。そんなに沢山無いんです、そうでしょう?

私達は1番のものと交換したものをショートダンスにすると決めたんです、そこから始まりました。何故ならば、ルールの全体的な問題は、選手は違ったリズムでステップシークエンスをやらなくてはいけません。部分的なパターンとフィンステップにおいてです。それは問題を引き起こします。何故なら、プログラム構成は非常に技術的なものです。でも要素を組み合わせる作業では、選手は3分間も早い音楽で走り回る必要はありません。依然としてフットワークにインパクトが欲しい。それは、構成以上のものがありました。それを書き上げた時には。

私達はどのようにこのプログラムを構成するのか、論理的なインパクト、そして音楽中の正しいバランスがある事。初めの頃は、私達はその事を支持しない事を選びました。私の誰も、それを必要としなかったのです。それから私はもう少し…考え始めました。私の頭の中をひっくり返してね。それで、他の案が浮かびました。それはもっと…つまり全てのプログラムは事業のようであるべきです。私達はそれを学んだと思います。フリーも同様です。また別の事業なのです。また別物で、別に分析していき、解決策を見出します。私達がどう進もうとしていたのか。多くの違った物があります。ただ音楽を繋ぎ合わせ、振り付けるだけではなく。思うに、実際それが私達を振付作業において力を注ぎ込ませました。私達は常に働いていますが、今はもっとです。私達は非常に沢山の自由な振付作業をやっていますから。


T︰コーチと、連盟のコーチ達の間での議論とは、他のチームの選択を学んだりとかしますか?それとも全く独自の世界にいますか?つまり、他のトップチームの選択に興味を持つべきでしょう。何を選んだのか、そこから少し得る物があったり、自分達と同じ音楽を選ぶだろう、とか…。他のコーチ達は図々しくなったり、嫌々話したりとか…。


C︰私は気にしないですね。正直に言うと、気にしません。私は、私がやりたい事をやりたいです。他の人がやったとかは考えた事は無いですね。私はいつも他の人達が何を選ぶかには興味があります。ああ賢いアイデアだな、とか。でも私は特に心配したりしません。私達は私達の事をやります。2010年の五輪を振り返っても、トップ3のチームは皆フラメンコをやっていました。覚えてますか?かなりのアクシデントです。

ですから、私は聞いたことはありません。ほら、結局は選択肢を明らかにします。私達には今の所まだどんな競争もしていないのですから。


T︰そしてフリーダンス。選曲という点において、ヴィンセントがうまく行った事があって、つまりヴィンセントと同等のものを創ろうと挑戦した事はありました?


C︰挑戦していません。本当に挑戦しませんでした。ヴィンセントは私達に多くの事を教えてくれたんです。多くのね。ですからそれを持ち越す事は良い事ですが、そのやり方は狂気があります。そしてヴィンセントをいずれは越えたいのか、というのは分かりません。何故ならそれは私にとって万に一つの事だから。もし私が他に何も出来ないなら、もう一度使いました。私達は使ったんですよ、私達の小さいグループの中でやりました。私にはそれで良いんです。だから私はただ、私達全員がやりたい次の事を見つけたいです。そうです、私達は使いました。それでとても幸せです。


T︰今は振付は早めに出来上がって来ますか?異なるように…彼らの過去数シーズンでの芸術性の向上という点においては、本当に上昇しています。(振付が)それに続くものになるように?

五輪シーズンはとりわけシーズン途中で新しいプログラムへのギアチェンジがありました。あれは大胆さと勇気と素晴らしい技術がありました。そしてこの過去2年間を振り返ると、彼らは音楽に早く取り掛かって、貴方は振付に早く取り掛かります。


J︰昨シーズンは少し、今年よりも作業が厳しかったと言えますね。音楽が違いますし、違ったストーリーがあって、何というかディナーそのものが(違った)。


C︰それと私達は今年、振付の時間枠の構造も違いました。何故かと言うと彼らはスターズ・オン・アイスに出演しましたから。私達は少し換えました。どのようにやるのかをね。そして、私はその方がずっと気に入ったんですよ。学びがありましたね。


T︰どの辺が気に入ったのでしょう?


C︰私達には誰も周りにいない集中した時間がもっと長い期間あったんです。以前にはなかったものです。以前はもっと壊れやすいやり方でやっていたと思います。でも今年は他の全員が終わっていて、私達には3、4週間あったんです。実は今でも取り組んでいる所なんですが。でも3、4週間を使うことが出来たというのは本当に良い方に向かいました。ただ、やろう!と。急ぐ必要もありませんでしたし。


T︰明らかに貴方はCBCでコメントをしていますね。僕は貴方のコメントが本当に好きなんです。特にアイスダンスに関して。


C︰ビール奢りますね。


T︰アハハ。チョコレートなら受け取りましょう。僕はとても良いと思うんです。特に貴方のアイスダンスの技術の知識です。素晴らしいですね。それと、うっとりと聞いているのは、貴方が自分のチームをどう言い表すのか、です。どれほど大変な事でしょうか。もし僕が貴方の立場なら、自分にとって何と大変かと思います。バイアスを自制する様なものでしょう?貴方は自分のチームを愛している、彼らは実際優れている。そういう状態は無事にやり過ごす事が少し大変になるものです。ロシアの選手や他のカナダの選手達よりも。


C︰それは…私はスケーティングが好きです。そして良いスケーティングが好きです。そしてダンスの世界には沢山の良いスケーティングがあります。ですからその部分は簡単になります。そして私は酷評する人間です。もし私が酷評するなら、そしてしないのなら…もし私が何かが気に入らないなら、憶測で私はパイパーとポールが好きじゃない、となります。でもそれは真実ではないのです。私は何かが好きだったり、好きではなかったり、これは良いと思うとか、そういう事は私にはありません。

結果を知らない時には、コメントをするのは難しいです。私が結果を知らない時には、カートと私はその事を準備したりします。彼はとても良いです、私に色々質問をします。ですから私の意見を言う代わりに、私は彼の質問に答えます。それはコメントをする事の多くを助けてくれます。彼は、私が必ずしも考えないような事を持ち込むんです。素晴らしいです。

他のスケーターに関しては、私は真実と正直な認識で言おうと努めます。誰かへの認識のみで言うと、コメンテーターとは、つまり全く誰も知らないのなら、好みというのが出てきます。もし選手を初めて見たのならば。他のチームの誰も知らなければ、ああ、そうですね、今のは少し…とか。

つまり…真実とチームが何をしているかの正直な解釈を与えようとしているとは思わないです。観客が理解して、楽しめるようにしようとします。チームが何をやっているのか。とても楽しめる事が多くありますから。ダンスというのはコメントをするのがとても難しいです。何故なら、誰も本当には理解しないからです。そして全員が素晴らしいのです。世界トップ10のチームを取ってみても、もし誰もミスをしなかったら、どうやって差をつけますか。そうなると好みが出てくるのです。例えば昨年、1年中ウィーバー、ポジェ組はリズムダンスで採点が過小評価されていたと思いました。私は本当に本当に良かったと思ったんですよ。私が言ったように、毎回彼らが滑ると、採点が低かったんです。そして正しくありませんでした。私の意見ですよ。


T︰貴方のチームが考えている事は、ケイトリンとウィーバーへの十分な愛を私達へ向けて、と…(笑)


C︰いえ、いえ。彼らは私が正直でいる事が好きですよ。もし彼らが失敗をして、何かをやらなかったら…世界選手権ではツイズルに問題がありました。私はすぐに言います、これが点数を下げるんだと。何故なら失敗ですから。このスケーティングのレベルを持つメンバーの中ではやってはいけません。小さい失敗はいけないんです。

それで…彼らは慣れています。彼らは理解していると思いますね、これは仕事の別の部分だという事を。彼らは他のコメンテーター達が、彼らについて色々言う事にも慣れています。方向転換をします。


T︰私は、貴方達どちらの評価も聞かないといけません。フランスのチームに関してです。キツい箇所になりますが。彼らは試合ごとに最高点を上げていき、凄まじい点数が出ます。彼らと銀メダリストの間にはいつも10点の差があります。ただ驚異的です。彼らについてどうお考えですか?


(少し沈黙)


C︰彼らは素晴らしいスケーティングがあります。優れたスケーターです。彼らには…"ブランド"があります。話すのに1番簡単な言い方をすると。今現在において、最も人気のあるブランドです。

そして、彼らは失敗をしますか?いいえ。

彼らは本当にきちんと良く滑りますか?いいえ。

全員の好みに合いますか?必ずしもそうではありません。

今の審判の好みでしょうか?はい。

つまり、そういった事の一つです。彼らは本当に優れたスケーターなのです。見ていて美しい。ネガティブな事を言える所はありません、実際。彼らにとって良い事でしょう。私達はあの位置に行きたいと思っています。


J︰同じ…ですね。彼らは美しいですよ。


T︰何か予想する事はありますか?あと3シーズンは良い状態を維持していくでしょう。平昌では到達出来なかった事を獲得するだとか。


C︰トップにいる事は簡単ではありません。常に追われるよりも追う方が簡単です。私達が常に言う事です。しかし、時間が経つにつれ…多くの事が起きます。多くの事が。今は私達は「OK」と言います。その立ち位置に居る事について。でも、審判も人間です。彼らは、何かがやって来たら、そっちを好きになるかもしれません。ただ我々には分からないのです。

私が言ったように、私にとって全ての良いスケーター達というのは、審判は殆どどのチームも選び取れるのです。そしてそれは間違いでは無い。何故ならトップ10の全てのチームが申し出を受けるだけの素晴らしい何かを持っているからです。

それから、私にとって良い事は、多様性です。人々は皆違うことを、違うコンセプトでもって現れます。今年の「ブロードウェイ」は本当に楽しくなると思います。大好きですよ、楽しんでいます。全てのブロードウェイのやり方がね。人のその部分を見せる素晴らしい機会になります。そのテーマでパパダキス、シセロンが何をするのか、見るのは興味深いです。彼らにとってかなりの新しい試みになるでしょうから。そうでしょう?彼らがどうスタイルを合わせるのかを見るのは興味があります。


T︰パイパーとポールは明らかにトップチームのうちの1組ですね。彼らは世界ランキングでもっと上位へ行きたいでしょうし、カナダナショナルでも彼らは遠慮なく言い続けてきています。そして彼らはずっと6、7、8位に座り続けてきました。どのように見えるものですか。彼らの通ってきた道のりの記録を見る時、世界ランキングや世界選手権でやり終える事が成功したチームを見つける唯一の方法ではありません。でもコーチとして、苦しんでいますか?どうやって彼らを上位に行かせる事を助けるのでしょう?何か考えている内容はありますか、反映するようなもので…


C︰それは勿論。いつでも。私達は常に考えようとします。何か新しい事や違う事。他の事で問題の1つは、人々から反応が返って来る時、人々は皆、「ワンダフル!グレート!」って言う事ですね(笑) 彼らは「そうですね、もし貴方達がこれをやったら…」とは全く言いません。何故なら、人が選び取るような魔法の演目が無いからです。

選手達はただ続けるのみです。成長するために練習を続けて、彼らは芸術面において大きな進歩をしました。戻りますがパパダキス、シゼロンです。もし9歳からずっと一緒にいて、そして彼らは今23歳…だと思いますが、そんな感じですよね。まだ若いです。パイパーとポールが一緒にやって来た期間はもっと短いです。そうでしょう?そしてテッサとスコット。そういう"不可侵さ"というものは、まだこれからなんです…なんか良いですね、これ使おうかな。私は良くやりましたね、今日はひっくり返しの日のようです。

そういった…感覚がお互いにあります。パイパーとポールは徐々にそういう所へと成長して来たと思います。彼らは確実に災難を共有してきました。ポールの酷い脚の骨折です、2014年、2013年。私達は彼はもう歩けないんじゃないかと思いました。一人ではスケートが出来ないのではと。

パイパーは母親と祖母を亡くしました。数ヶ月の内にね。つまり、彼らには炎の試練があったのです。その…浅田真央のコーチがいつも教えてくれました。彼はベストな答えを言っていたんです。時間が要るのだ、と。どれだけ「今日の調子は?」とか質問されても、「時間が必要です」と。私は…それは真実だと思います。毎年 出かけて行って、良いプロダクトを持てるようにし、全て良くなるよう努めます。そんな1年にしたいと望むんです。出来る事と言えばそれだけで、皆がそれをやっているんです。現実的には一人だけがナンバーワンになれます。他の全員は常にそこへ行こうと頑張ります。それは大変な事です。フリーでは、世界チャンピオンの誰かが、次の年には8位だとか25位だとかになるんです。ダンスでは、そんな事はありませんが。何か壊滅的な失敗をしない限りは、その場所にいられます。それと、一度審判が"貴方はその場所ですよ"と決めたら…選手にその位置を動かす事は厳しいと思います。たとえ彼らが何をやっているか理解出来ない様に見えても、1位になるんですから。そういう事ですよ。私達が毎回、他の全員よりも10点の差をつけていたら、突然それを"やらない事"は出来ないんですよ。何故ならそれは審判がミスを犯したように見えるからです。

それで…私は人々が議論すると確信しますけれど、それは人間の性質です。結婚のようなものです。もし私が貴方(テッドさん)と25年間結婚していて、突然良い人(ジュリスさん)が現れるようなもの。なんだか妙でしょう。


T︰(ハートブレイクの仕草)


C︰ごめんなさいね、テッド。


T︰アハハ。心が痛いです!痛いです!おかしくなりそうだ。

それでは、貴方の目標は?スケーターは常に目標を示す事にオープンです。貴方の目標は確かにそこにありますか?選手達と違っているのでしょうか?貴方がチームに目標を定めて、スケーター達にそのバスを運転させますか?


C︰私達は皆バスに乗っています。皆が運転する訳ではありません。毎回同じドライバーである必要はないです。


T︰彼らがハンドルを握っているわけではない?


C︰いいえ。彼らは自分達が何をしたいのか、どうやりたいのかを知る事に関して、とても良いです。そして私達は「ほら、貴方達はそれをその箇所でやったね。それではこれを加えるのはどう?」と言う事に長けています。そして二人は「へぇ!分かりました。」と。未だに私達は彼らを大きな決断において取り残したりはしません。小さなものであってもです。彼らはそういった覆うものが欲しいのです。私達の意見を欲します。もし何も無ければですが。彼らは我々に従う必要はありません。それでも彼らは私達が何を考えているのかを聞きたいんです。そして、私達が何をするつもりか、私達は言います。これが私達が投入したいものだと。これが私達が良くなるだろうと感じるものだ、と。彼らは貴方に言いましたか?夏の終わりに1週間、マリーナ・ズエワと過ごした事を。


T︰カメラの無い所で。どう感じますか?


C︰素晴らしいですよ、いいです。私達はまた皆でボード脇に立つんです。私達は彼らにやらせたい事をリストにしました。人々は彼らと仕事をしたがります。彼らはチャーリー・ホワイトやクリストファー・ディーンとも一緒にいた事があります。私達は彼らが別の経験をする事に反対しません。何故ならそれは彼らをアスリートや芸術家として築き上げるものですから。

私はマリーナはとても良いと思います。とても多くの範囲においてです。指導や、心理学です、実の所は。スポーツに関してのね。ですから彼女は二人にとって、とても良いと思います。彼女が何を提案するのかを見る事が、私達は楽しみです。


T︰素晴らしい。今日は私と話をしてくれてありがとうございます。チームの事や来年の予想する目標について学べた事は、驚くべき事です。幸運を祈って貴方のチームを見ますね。貴方のコメントも。

 

C︰もし私達がコメント出来たらですけれど。今年はテレビの契約が全然ありませんから。


T︰OK、CBCは最後の最後にやって来る事で有名ですね、五輪とかも…。僕らはどうやってフィギュアスケートを見るんでしょう?


C︰そうですよ、まさに私が言った事です。カナダにフィギュアスケートが無いだなんて?起きない事ですよ!起きない事です。


T︰よし、僕らがやりましょう。僕らはわずか25年の関係を壊して、フィギュアスケートを取り戻しましょう!


C︰貴方(ジュリスさん)から去りますね(笑)


T︰アハハ、ありがとうございました。

 

 

終。

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今回は長くなりましたが出来るだけ話してる事を日本語にしてみました。上手く訳せていない所もあります、すみません。物凄く正直にキャロル・レーンさんが話していますが、審判の格付けのようなものは、昔から(6.0の頃から)議論があります。特にアイスダンスはジャンプのような大きなミスになる要素がない分、そのガラスの天井は非常に分厚いです。やはりコーチ達も葛藤があるんだなぁと…海外のコーチだからハッキリ言えたのかなとも、思いました。日本のコーチだったら、どれだけ非難を浴びるでしょうか。。。海外でもネットのトロール達がいますが、それでも1つの意見として認められてる…?感じがします。ちょっと羨ましいかな。

 

偶然にもこの動画インタビューの訳を書いている時に、ギレス、ポワリエ組がスケートカナダでなんとなんと優勝しました!羽生くんも優勝しましたし、なんか良い大会でしたねぇ(しみじみ)(*´꒳`*)

コーチシリーズ、もう少し続けたいと思います。