マッテオ・リッツォ:イタリアのリッツォは夏にオーサーとトレーニングをする。

マッテオ・リッツォ選手のGolden Skateさんのインタビューです。

6/11の記事です。

 

https://www.goldenskate.com/2019/06/matteo-rizzo/

 

【マッテオ・リッツォ:イタリアのリッツォは夏にオーサーとトレーニングをする。】

 

イタリアのマッテオ・リッツォが1年ごとに成長している時、このスケーターがベラルーシミンスクでの2019年ISU欧州選手権にて銅メダルを獲得するという、突破口となる年が昨シーズンにあった。2009年にサミュエル・コンテスティが銀メダルを取って以来、10年ぶりのイタリア人男子の欧州選手権メダルだった。しかしながら、この20歳にとっては1つのハイライトに過ぎない。彼はまた初めてのグランプリシリーズのメダルを勝ち取ったイタリア人男子選手となった。彼は2018年NHK杯で銅メダルをポケットにしまった。

 

欧州選手権の後は、2019世界選手権で7位となった。そしてその結果で、来年の2枠を確保した。これは特に意義深いものだった。新たに上がってくるチームメイトで世界ジュニア銅メダリストのダニエル・グラスルがイタリアチームを強くする助けになっていくだろう。リッツォはイタリア男子が今シーズンにやってきた進歩に興奮していた。

 

「イタリアでスケートの動きがあった事は、本当に良い瞬間でした。特に男子で。」と彼は言った。

「数年間は、なかなか良い男子がいたんです。更に良くなっていくでしょう。僕達にとっても、本当に幸せな事です。」

 

全体的にリッツォは昨シーズンの出来と結果の内容を幸せに感じている。

「日本でのグランプリのメダル、それから欧州選手権のメダル、シーズン通しての全ての結果は本当に、本当に良かったです。」と彼は思いを巡らせていた。

「五輪へ向けて、楽しみな進化だったと思います。何故なら、人は常に五輪を見なければいけないからです。」

 

このブレイクスルーはリッツォにとって重要なステップとなった。彼は"勝ちたい"と望むアスリートになる事は、良い事だと感じている。

 

「2位になるために競技をしないでしょう。」と彼は言った。

「人は常に勝ちたいものです。でも、何処かから始めなければいけません。そして僕は去年の幾つかの結果から始まったと思います。今年はそのまま進みました。それは大きなステップであり、維持しなければいけませんでした。もし僕が今年その結果を得る機会を失ったとしたら、恐らく五輪でメダルを競う機会を失っていたでしょう。」

 

2018年のオリンピアンは、2019年国別対抗戦に参戦した。そしてその後、イタリアのホームで時間を取った。5月の終わりに彼は新しいシーズンの準備を、彼のトレーニング拠点であるイタリアのベルガモで始めた。

「来年について僕が考えている事は、多分もう1つ4回転をやる事、又は2つ加える事です。若しくは最大で3つですね、フリーです。」とリッツォは提示した。

「僕は世界チャンピオン達と競えると思います。そして世界選手権の表彰台に上がれると思います。それが僕の今後数年間の目標です。それから、当然ですが僕は五輪へ向けて準備万端になっていたいです。ただ、今シーズンがその道へ向かう僕を沢山助けてくれました。来シーズンも助けてくれるでしょう。」

 

2018年世界ジュニア銅メダリストは、今シーズン4回転トゥループを試合で降りていた。彼は違う種類の4回転の練習を続けている。サルコウ以外は。彼の最も好きな気持ちが少ないジャンプの事だ。

レーニングの経過で、他にどの4回転にするか熟考している。どれにしても、彼はレパートリーに加えられる。

「夏の間には何でも起こり得ます。」とリッツォは指摘した。

「僕は常にこの新しいジャンプの練習を続けます。僕にとっては、3つのジャンプは回転する事がかなり簡単なんです。ルッツ、フリップ、ループの事です。ですから、夏に何が起きるかによりますね。その内の1つを出来るようになるために、確実に、懸命に頑張るつもりです。」

 

2018-2019シーズンの間、リッツォは他の4回転に集中してはいなかった。多くのスケーターがそうしていたと気付いていた。彼はプログラムとスケーティングの質に集中しなければいけなかった。

「新しいジャンプに取り掛かるには、多くの時間がかかります。」とリッツォは強調した。

「時々フランカ(・ビアンコー二 コーチ)は僕に言います。"氷上へ行って、もう少し4回転を跳びなさい"と。でも僕にはそのための多くの時間はありませんでした。夏は新しい要素に取り掛かるのに最適な期間です。」

 

2018年イタリアンチャンピオンは大抵は新しいジャンプに慣れるためにある程度の時間を取る。でも一度彼が覚えると、かなり安定する。彼は新しいジャンプを自分のものにするために、何故長い時間がかかるのかを、正確に言えない。

「いつもそうなんです。僕がノービスの頃からです。」とリッツォは明かした。

ダブルアクセルも全く同じでした。それからトリプルアクセル、4回転。僕はいつも少し苦しみます。でも一度出来るようになれば、失敗する箇所はもう無いです。

ミスは起こるものですよ、当然です。世界選手権のフリーだとか。僕は跳び方は分かっていますが、"ミスをしない事"は、その時は起きませんでした。」

「例えば今だと、4回転です。僕にとって3回転トゥループと4回転トゥループの間には大きな違いがあります。」と彼は続けた。

「ただ知らなければなりません。降りる準備が出来た時に、いつ降りるのか。僕にとっては、直接片足で降りる事がとても難しいです。僕はいつも両足で降りていました(最初の頃は)。ただタイミングです。挑戦する必要があります。挑戦、また挑戦。そして100回やってみた後に、出来るようになります。」

 

リッツォは来シーズンにフラメンコスタイルのフリースケートを滑る事を選んだ。Gino D'Auriの"ガリシア・フラメンカ"だ。彼は元アイスダンサーで振付師のマッシモ・スカリと仕事をする予定がある。彼はまた、ショートプログラムを変えたいと思っていて、まだ選択が決まっていない。

 

レーニングとしては、2019年欧州選手権銅メダリストは良くロシアのサンクトペテルブルクに行っていた。エフゲニー・ルカヴィチンと彼のグループと仕事をするためだ。そこには2018年欧州選手権の銀メダリスト、ドミトリー・アリエフがいた。だが、今夏は彼のチームと連盟の決定に基づいて、彼はトロントへ行ってブライアン・オーサーと仕事をする見込みだ。

 

「カナダでの新しい経験は、次のシーズンに向けて僕に沢山のエネルギーと意欲をもたらすと思います。僕の場合、チャレンジャーシリーズのロンバルディアトロフィーから始まります。」とリッツォは話した。しかしながら、このアスリートは夏のトレーニングの70%をベルガモのホームリンクで過ごすと見積もっている。

 

その間に、このスケーターが夏にショーで滑る機会が与えられたら、喜んで受けるだろう。

「僕にとっては少し難しいです(ショーで滑る事は。)。何故なら、試合とショーに出る事は、常に少し違います。でも好きですよ。」とリッツォは言った。

「面白いし、人々のために演じるのを楽しんでいます。彼らを笑わせたりとか。」

 

リッツォは、大きなスケーティングファミリーの出身だ。現在はローマのサン・ラファエル大学でスポーツ科学を学んでいる。彼はまた、刑務所警察のメンバーでもある。そこではアスリートに給料が保証されている。

 

「試験や他の全ての事は少し大変です。最初の試験の学期は欧州選手権の間でしたから。だから僕は休みました。」と彼は告白した。

「でも僕は自分の勉強を修了したいです。あと3年必要です。多分僕は5、6年かかりそうです。でも関係ありません。それでも僕は修了したいのです。」

 

 

終。